下肢人工関節置換術を受けた高齢患者ヘルスプロモーション促進モデルの開発

2015 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 26861964
• 研究機関: 日本赤十字秋田看護大学
• 研究代表者: 齋藤 貴子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 講師 (90352533)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: ヘルスプロモーション / ミックスメソッド / 現象学的看護研究 / 運動器看護 / 高齢者 / 下肢人工関節置換術後

研究実績の概要

平成27年度は、調査への承諾が得られた施設で下肢人工関節置換術後の高齢患者を対象にデータ収集を行った。プログラム開発のために用いる質的研究を現象学的看護研究としたことにより、分析にかかる時間を考慮し、当初の予定より少ない8名を対象に調査を行った。下肢人工関節置換術のヴァリエーションはなく、人工膝関節置換術後のみの対象者であった。
データ収集後から分析を開始し、1名のより健康になろうとする高齢患者の体験を記述することができた。術前の歩けなかったことが手術を受け歩けるようになったことで、歩くことの意味が高齢患者にとってどのような経験であるかを記述している。研究会にて議論を経て、現在精錬させている段階である。今後はさらに分析をすすめていく予定である。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成26年度に研究計画を修正した後の、平成27年度は順調に進展しているといえる。
施設の協力の元データ収集を行う事ができた。適宜研究会での助言を得つつ、分析をすすめている。

今後の研究の推進方策

平成28年度は研究の最終年度であるため、分析をすすめ下肢人工関節を受けた高齢患者ヘルスプロモーション促進モデルを開発する。また、成果発表を行い、論文投稿の準備を進める。
年度末には報告書を完成させる。