研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、クリティカルケア領域の意志疎通困難な患者に対して看護師が行う一方通行の言語コミュニケーションの構造と機能を明確にし、精神的ケア技術としての確立を検討することであった。Walker&Avantの手法で現象の概念分析を行った後、看護師10名を対象としてインタビューしたデータを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ法で分析した。概念の構成要素には、立場を置き換えて考える、愛他性、自身の苦悩の感情といった共感の一部分の要素が含まれていた。
精神看護学