研究課題/領域番号 |
26861970
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
異儀田 はづき 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (70601293)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | リエゾン精神看護 / メンタルヘルス |
研究実績の概要 |
平成26年度の研究実施計画は、1.精神看護専門看護師が実施する看護師のメンタルヘルス不調者に対する支援における管理者ならびに相談者のニーズおよび過程と方法を明らかにするための情報収集、2.メンタルヘルス不調者に対する職場との連携の実際についての情報収集であった。 上記の計画を行うために、リエゾンナース活動を本学の附属病院で行った。具体的な活動は以下の通りである。 メンタルヘルス不調者に相談窓口としての周知を行うために、以下の研修と案内を行った。新入職員を対象とした研修は、平成26年4月8日にコミュニケーション技術、6月4日のストレスマネジメントとセルフケアについて行い、プリセプターを対象とした研修は、5月21・28日に新卒職員の特徴と看護師のメンタルヘルスについて行った。研修の際には、リエゾンナースの紹介を行った。また、新入職員に配布される冊子に、リエゾンナースの紹介と連絡先が記載されたページを掲載した。 本人または管理者から依頼のあったメンタルヘルス不調者について、面談や管理者との調整を行い、支援を行った。行った支援については、情報収集の項目に沿い整理し、一連の過程を記録した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者が、6月末より産前産後休暇、育児休暇を取得したため、メンタルヘルス不調者に対する支援の件数が少ない。そのため、分析とプロトコール作成に必要な情報が収集できていない。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年4月からリエゾンナースの活動を再開予定である。そのため、補助事業期間の延長を申請する。平成27年度は、引き続き情報収集を行い、平成28年度にプロトコールの作成と評価を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年6月26日から平成27年3月31日まで産前産後の休暇および育時休業を取得したため。
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次年度使用額の使用計画 |
補助事業を1年延長する予定である。そのため、平成27年は、当初予定の平成26年度に支出予定であった費目について、使用する。具体的には、設備備品としてパソコン(19万円)、消耗品として文具(5万円)、関連図書代(1万円)、国内海外出張旅費として国内の学会発表のための旅費(5万円)、その他として文献複写代(5万円)を支出予定である。
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