• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

病棟看護師の退院支援実践向上システムの構築と検証

研究課題

研究課題/領域番号 26861982
研究機関山形大学

研究代表者

進藤 真由美  山形大学, 医学部, 助教 (30638523)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード退院支援
研究実績の概要

26年度は、病棟看護職の退院支援実践向上システムの構築に向けた現状把握を実施した。
具体的には、病院と在宅との間での情報共有の現状について、特に在宅側の状況に着目してA県内の訪問看護ステーション対象に調査を行った。当初の計画では、国内の先駆的取組施設を全国調査や資料の検討などで探索する予定であったが、調査項目の検討の段階で実施には至らなかった。研究協力施設の探索と検討、システムの構築に向けた作業についても着手しているが、A県内の病院において研究協力に承諾が得られたため、今後介入に向けて調整を行っていく。
当初の計画では、病院から退院する際に訪問看護を利用することが多い、医療処置が必要な状態で退院する患者に焦点を当てていたが、26年度に実施した訪問看護ステーション対象の調査ではがんの末期や高齢者など様々な対象に訪問看護が広く行われていることが分かった。この知見を元に、先駆的取組施設の探索や文献検討を重ね、実現可能なシステム構築に向けた情報収集を継続する必要があると考える。また、訪問看護ステーションにおいても記録の電子化が進んでいる現状も分かった。当初の研究構想では書類による病院と在宅との情報共有を想定していたが、病院と訪問看護ステーションとの電子カルテシステムの共有など発展的な情報共有の方式について専門的な見地からの助言を得つつを進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究者の所属が変更となり、当初計画していた協力施設での介入ができなくなった。そのため、研究協力施設を新たに探す必要が発生し、研究の進捗に遅れが生じている。
現状把握に向けた調査、視察についても、先駆的取組施設を洗い出すことができておらず、当初の計画から遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

初年度の計画の達成度に遅れが生じているが、内容は変更せずに進めていく。調査や資料作成などの作業については研究補助者に協力を依頼し、効率的に進めていく。

次年度使用額が生じた理由

研究者の所属変更のため達成度に若干の遅れが生じ、初年度実施予定の先駆的取組施設の視察と全国調査が実施できなかったため。

次年度使用額の使用計画

当初の計画通り、先駆的取組施設の視察と全国調査を27年度に実施する。

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi