平成27年度は研究者が半年間配置換となり、研究実績が予定よりも進捗できなかった。 前年度から継続して退院支援実践向上システムの先駆的取組施設を国内外で広く検索し、候補の絞り込みを行った。28年度に施設の視察を実施する。 研究者の縁故の訪問看護ステーションとの協働で訪問看護事業所での看護記録の電子化前後での質問紙調査を行い、訪問看護師が自施設内での職員間の情報共有に時間と労力を割いていることが明らかとなった。この結果から、研究者が開発を目指すシステムは施設間での情報共有を目指すものであるが、新たに記録を追加するよりも現行の情報共有方式を改善、拡充する方向で検討すべきことが明らかになった。
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