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2016 年度 実施状況報告書

病棟看護師の退院支援実践向上システムの構築と検証

研究課題

研究課題/領域番号 26861982
研究機関山形大学

研究代表者

進藤 真由美  山形大学, 医学部, 助教 (30638523)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード退院支援 / 実践
研究実績の概要

平成28年度は病棟看護師の退院支援実践向上システムに関する先駆的取組施設(4施設6部署)の視察を実施した。実現可能なシステム案の要素として以下の内容が明らかになった。
1)病院と訪問看護間での退院時の患者情報交換・共有の機会の活用
2)病棟看護師対象の在宅療養支援に関する教育
3)退院後訪問指導等の制度活用
4)書式やシステムの開発・統一よりもガイドラインやルールの作成・運用が多機関での利用に適する
また、A県内の居宅介護支援事業所対象にケアマネジャーが担当利用者退院時に収集する情報について調査したところ、ケアマネジャーの基礎資格によっては病院が提供した医療・看護関連情報は活用されない現状があることが明らかになった。多職種連携が推進されるが、専門性の高い看護情報については病院と在宅の看護職同士での情報交換・共有の機会をつくり、病棟看護師が退院患者の在宅での状況を知りうるシステム案であることも必要と考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

前年度も進捗に遅れがあったため。

今後の研究の推進方策

28年度までの視察や調査結果を元に、病棟看護師の退院支援実践向上に向けたシステム案を開発する。開発したシステム案を実際に運用し、前後で病棟看護師の退院支援実践状況に関連する指標を比較検討することで効果を客観的に評価する。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗に遅れが生じており、システム案の運用と効果の検証が実施できなかったため。

次年度使用額の使用計画

実施できなかったシステム案の運用と効果の検証にかかる調査等に使用する。

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公開日: 2018-01-16  

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