抑うつ状態にある労働者に対する職場環境を含めた産業看護職のアセスメントを明らかにする。産業看護職のアセスメントとして、物事に対する認知の特性を把握する、所属する組織の状況を評価する、勤怠状況等の客観的情報を把握する、健康状態が職業生活に及ぼす影響を見出す、家族関係を確認する、健康情報を所属する組織に報告する必要性を判断する、という6カテゴリーを生成した。文献検討を踏まえて産業看護職は、本人の訴えと客観的情報、本人の立場や職場環境を多面的にアセスメントすることが明らかになった。抽出した原案をもとに、引き続き研究を進めていく必要がある。
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