アフリカ地域における飲酒実態の把握および、ハイリスク飲酒者を対象にした地域密着型早期介入プログラムを開発することを目的に、ケニア西部にて飲酒に関連する調査とコミュニティーヘルスワーカー(CHW)を活用した早期介入プログラムを実施した。 最も消費されているアルコール類は密造酒であること、飲酒者は男性に多く、自宅で密造酒を製造販売している場合や飲酒する友人が多い場合などに影響を受けていることがわかった。また、CHWを活用した減酒早期介入と、地域の元飲酒者によるスピーチを追加した介入を実施した結果、スピーチを追加した介入の方が、CHWの早期介入のみの場合よりも減酒の効果があったことがわかった。
|