本研究の目的は、中高年女性の尿失禁予防のための生活習慣改善プログラムを開発することである。全国の中高年女性1000名を対象に行った基礎調査をもとに、A商業施設での健康測定会(4回)に参加された中高年女性230名を対象として、郵送法による横断的自記式質問紙調査を実施した。尿失禁症状の有無群で生活習慣(睡眠、食習慣、運動、生活リズムなど)及び体脂肪率、内臓脂肪指数、BMIを比較した。尿失禁症状と関連がみられた食習慣や睡眠障害に着目して、尿失禁予防のための生活習慣改善プログラムを開発した。生活習慣改善プログラムは①食習慣の見直し(減塩)と②排尿アセスメント、③骨盤底筋体操とヨガの内容で3回開催する。
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