へき地農山漁村部における小規模校の小学生を対象に生活時間調査を実施した。さらに教員に対しても地域の課題についてどのようなことが挙げられるのかについて聞き取り調査およびアンケート調査を実施し,自立した生活者の育成のためにどのようなことが求められているのかについて明らかにした。 また生活時間調査をもとに家庭科での授業実践を行い,小学生が地域の課題と将来の人生設計についてどのようにとらえたかについて分析をおこなった。農村では将来親の職業を継ぐことを意識しているが,漁村では将来についての展望はあまり見られなかったが,両地域とも一人で娯楽に費やす時間が長いことに気づかせることができた。
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