研究課題
若手研究(B)
ソ連の満洲とモンゴルにおける国際政治への対応を中心に研究した。特に、スターリンとその側近が固めた党政治局の動向に注意を払うことで、ソ連中枢の政策決定のプロセスを解明することに努めた。そしてその成果の一部を、『満蒙 日露中の「最前線」』(講談社選書メチエ)にまとめた。この単著を発表してから、関心は第二次大戦後へと移り、二本の論文を公表した。現在はシベリア出兵へと時間をさかのぼり、初期ソ連と日本が国交を結ぶまでの七年間を扱った単著を準備中である。
東アジア国際関係史