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2016 年度 研究成果報告書

明治後期の日本外地における漢詩文活動とその思想の実証的研究――籾山衣洲を中心に

研究課題

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研究課題/領域番号 26870069
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 日本文学
思想史
研究機関山形大学

研究代表者

許 時嘉  山形大学, 人文学部, 准教授 (10709158)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード籾山衣洲 / 漢詩文 / 植民地台湾 / 帝国協力 / 花鳥風月
研究成果の概要

本研究は、明治後期に植民地台湾と清末中国で活躍した籾山衣洲(1855-1919)の未刊行の私人日記と詩文手稿を分析し、彼の詩文意識における政経イデオロギーと花鳥風月的な審美観の相互作用を究明したものである。具体的には、まずは衣洲日記内容の翻刻・解読を行い、彼と現地の人々との交友関係と結社活動のルートを構造的に把握した。次に明治期漢詩人たちの「大志を広げ」のための文筆活動と「新天地での詩料探し」という海外雄飛時の文学スローガンとの連動現象を明らかにした。さらに、籾山衣洲の「無用」のレトリックを分析することで、詩文創作の「志」と政治協力につながる「戯れ」の技法とのねじれが明らかになった。

自由記述の分野

思想史

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公開日: 2018-03-22  

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