研究課題
若手研究(B)
本研究では、自閉スペクトラム症(ASD)児者を対象に、他者の顔への注意と社会的認知の関係について検討した。児童を対象とした、顔への注意と手の動きの模倣に関する研究では、ASD児も定型発達児と同様に、モデルの顔が見えていると、よりモデルと一致した模倣を行うことが明らかになった。青年を対象とした、顔からの注意の離れにくさに関する研究では、目の領域を注視すると、白黒反転顔画像に対する事象関連電位(N170)や注意の解放は、ASD青年においても定型発達青年と変わらない傾向が見られた。
発達心理学