シェ―グレン症候群(Sjogren’s syndrome; SS)のマウスモデルとして、MIS (M3R induced sialadenitis)が報告されている。本研究はMISのT細胞エピトープがN1と1st領域の2つあること、そして、それぞれのアミノ酸配列においてTCR結合部を置換した変異ペプチド(altered peptide ligand; APL)を作製、投与することで抗原特異的に唾液腺炎が抑制されることを報告した。更にはAPLによる抑制機序としてT細胞アナジーの誘導が関与する機序も確認した。本研究結果はArthritis and Rheumatologyに論文掲載した。
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