研究課題
若手研究(B)
前7世紀半ばから前1世紀半ばにかけて、古代イラクの主要都市バビロンで作成されたアッカド語楔形文字文書『バビロン天文日誌』の粘土板のうち、未刊行のもの数点、および関連資料について、断片の結合、解読、公表を行った。また既刊行の粘土板数点についても、テクストの読みの修正を公表した。さらに日誌の作成過程や日誌に記される歴史的事件の詳細、日誌と他の歴史、天文、占星術文書との関連など、日誌の記述や成り立ちを理解するために必要な事項について考察を深め、適宜論文として発表した。
科学社会学・科学技術史、アジア史・アフリカ史