肝細胞癌は国内および世界的な統計でも、癌死の原因として上位に位置している。本研究では、網羅的遺伝子発現データに加え、臨床病理学的因子をはじめとするさまざまなデータを融合し、システム創薬の実現に向けたデータベースを構築することを目指した。多変量データ同士の回帰を行うことができる部分最小二乗法(partial least square regression: PLSR)を用い、臨床病理学的因子などの付随情報を目的変数群、遺伝子発現データを説明変数に取り、これらの相関関係をデータベースとして活用することを目的とした。
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