慢性腎臓病(CKD)の進展に関連した尿酸の影響について、1998年から2007年までに健康診断を受診した方を対象に縦断的な検討を行った。eGFR 60 mL/min/1.73 m2 未満をアウトカムとした検討では、男性において尿酸値 4-4.9 mg/dL の群と比較して、尿酸値 6 mg/dL 以上の群においてリスクが高値であった。女性においても同様の検討を行ったが、明らかな傾向は認めなかった。一方で蛋白尿 1+ 以上をアウトカムとした検討では、女性において血清尿酸値 6 mg/dL 以上の群が 4 mg/dL 未満の群と比較してリスクが高値であり、男性では明らかな傾向を認めなかった。
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