純水を100μm以下の近距離に配置した2電極で電解すると、支持塩無しで、水を電解でき、印加電圧によっては、純粋なオゾン水が生成出来ることを確認出来た。支持塩を含まない純水で電解生成が実現できるため、電解生成物は純粋である。 支持塩を加えない純水は18.3 MΩ・cmの高い抵抗値を持ち、ほとんど電気を通さないため、電解反応できないと考えられてきた。本研究では、ピエゾステージを用いて白金電極板間距離を制御し、100 μm以下に近づけていくことで、電位差1.23 Vで、過電圧無く、水が電気分解できることを確認した。電解時、電極表面に生起する水素イオンと、ヒドロキシイオンが電荷担体として働くためである。
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