地球上の耕地面積の約1/3が塩害被害を受け、作物の生産性が著しく低下している。高塩土壌でも生育可能な耐塩性植物アイスプラントがどのようにして耐塩性を獲得しているかを分子レベルで明らかにすることを目指した。 高速シークエンサーを用いたRNAseq解析から、アイスプラントのmRNAデータベースを構築し、さらに非耐塩性植物のシロイヌナズナとの比較解析を行った。その結果、アイスプラントは固有の遺伝子発現制御を通じて耐塩性を獲得していると示唆された。 今後はこのデータベースから耐塩性に関わる重要な遺伝資源が獲得されると期待される。
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