境界要素法の高速直接解法を開発すること、これを用いた効率的なトポロジー最適化法を開発することを目的として研究を行った。Interpolative decomposition (ID)に基づく方法、H行列演算とadaptive cross approximation (ACA)に基づく方法、高速多重極法(FMM)と代数方程式のマルチフロンタルソルバに基づく方法の三種について検討を行った。また、開発したソルバを用いた波動デバイスのトポロジー最適設計法の開発を行った。提案法により、吸音材の最適設計問題などの工学的に重要な問題を効率良く解くことができることを確認した。
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