木やグラフ構造データにおける問合せ保存性の検証可能性について調査し自動検証技術を開発することを目指した。本研究では、木構造データに対する変換に対して、2種類の問合せクラスに対する問合せ保存性の判定問題の計算量クラスの上界や下界を与えた。また、非線形な木変換における問合せ保存性について検討し、問合せ保存と類似した確定性について非線形な木変換における決定可能な十分条件を与えた。さらに、非決定性変換における問合せ保存性について検討し2種類の定義を与えた。そして、それぞれの定義について決定可能となる変換や問合せクラスもしくは決定可能な十分条件を与えた。
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