研究課題
若手研究(B)
本研究課題では,ボルナ病ウイルス(BDV)の,RNAとタンパク質の複合体であるRNPの染色体上への局在機構を明らかにすることを目指した。その結果,(1)間期と分裂期においては,RNPの存在様式が異なること,(2)特定のタンパク質との相互作用,あるいは細胞周期における核膜の崩壊が,分裂期染色体上へのRNPの局在を制御していること,が明らかになった。これらの結果により,RNPの染色体上への一般的な局在機構が説明されることが期待される。
ウイルス学