2016年8月下旬から9月下旬までカメルーン共和国に渡航し、首都ヤウンデ市、熱帯雨林内の継続調査地ドンゴ村、ならびに近隣都市で地域住民による(1)現金使用、(2)現金収入源としての違法狩猟に対する認識について現地調査を行った。 8月には、長崎県対馬をラオス、ブータンをフィールドとする研究者と訪問し、前年度に続き、地域間比較の視点から木炭生産、養蜂などの小規模な生業と経済システムの関わりについて調査を行った。 2016年度後半には、フランスの共同研究者と共に、学術誌Revue d'Ethnoecologieでコンゴ盆地の漁撈をテーマに特集号を企画し、論文集として編纂・刊行した。 研究成果として、査読付英文学術雑誌論文3報、査読付学術著書分担執筆1報、査読なし和文学術論文2報を刊行したほか、国際会議で査読付講演4報、国内学会で講演2報の研究発表を行った。
|