研究課題
若手研究(B)
ナノ粒子を用いた細胞内への薬物送達は、細胞内小器官であるエンドソーム内に留まることにより妨げられる。そこで、本研究では薬物の治療効果の向上を目的として、エンドソーム膜を破壊する高分子と天然のナノ粒子である高比重リポタンパク質間の複合体を調製した。薬物を担持した高比重リポタンパク質は、高分子と複合体を形成することによって、効率よくエンドソームから脱出し薬物の治療効率を上げることが可能であった。
drug delivery