太陽光や振動などの外部環境からエネルギーを取り入れて稼働する組込みシステムについて,アプリケーションの動作可能時間を最大化する基盤ソフトウェア技術の開発に取り組んだ.まず,同一命令セットヘテロジニアスマルチコアと呼ばれるプロセッサ・アーキテクチャを搭載した組込みリアルタイムシステムについて,消費エネルギー最適化のための新たなタスクスケジューリング技術を提案した.また,組込みシステムのための種々の消費電力管理手法の有効性を,実機上で定量的に評価できる環境を開発した.そして,プロセッサとFPGAを混載したプログラマブルSoCに着目し,ソフトウェア志向の協調設計環境を研究開発した.
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