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2016 年度 実績報告書

脳磁図を用いた自閉症スペクトラムにおける感覚優位性の評価法開発

研究課題

研究課題/領域番号 26870333
研究機関大阪大学

研究代表者

松嵜 順子  大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任講師 (00634172)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード自閉スペクトラム症 / 脳磁図 / 感覚優位性
研究実績の概要

黙読単語課題(視覚) 脳磁図計測および行動評価を実施し、TD児17名、ASD児14名を対象に解析を行った。行動評価においては、両群間に顕著な差が認められないにも関わらず、ASD児は視覚言語処理に関連する局在において、TD児と比較して減衰した皮質活動および異なるLateralityを示すことが明らかとなったため、国際学会で報告し、現在論文報告の準備中である。

単語試聴課題(聴覚) 脳磁図計測および行動評価を実施し、TD児17名、ASD児16名を対象に解析を行った。行動評価においては、両群間に顕著な差が認められないにも関わらず、ASD児は聴覚言語処理に関連する局在において、TD児と比べて減衰した皮質活動を示し、さらに特定の周波数帯域において異なるネットワークを示すことが明らかとなったため、現在論文報告の準備中である。

視-聴覚同時提示課題(複合) 脳磁図計測および行動評価を実施し、TD7名、ASD児9名を対象に解析を実施中である。行動評価において、両群間に認知機能、言語理解機能に顕著な差が認められないが、その内TD児3名、ASD児4名において、言語理解機能とその他の評価項目との間に顕著なディスクレパンシーを認めた。そのため、視覚、聴覚の単一モダリティで、顕著な相違が認められた局在、および複合モダリティの処理に重要とされる局在を同定し、現在は皮質活動の解析を実施中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Cortical activation for reading semantic words in children with autism spectrum disorder: A magnetoencephalographic study2016

    • 著者名/発表者名
      Rei Ogawa, Kuriko Kagitani-Shimono, Junko Matsuzaki, Junpei Tanigawa, Ryuzo Hanaie, Tomoka Yamamoto, Koji Tominaga, Masayuki Hirata, Ikuko Mohri, Masako Taniike
    • 学会等名
      Society for Neuroscience
    • 発表場所
      San Diego(米国)
    • 年月日
      2016-11-12 – 2016-11-16
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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