バイオマスエネルギーと生態系サービスの需要が同時に進展する状況下において、バイオマス資源の全体最適な供給システムを設計するためには、川上の自然生態系から、最下流の最終処分までのバリューチェーン内で、バイオマス物質循環を基本構成要素である炭素・窒素・水がどのプロセスでどのように循環しているかを記述できるモデルで表現し、外圧への応答や技術システム更新、制度設計による利得を評価可能なモデルの設計が求められている。そこで本研究ではバイオマス生産から最終処分に係る一連のバイオマス物質循環プロセスを表現可能なモデルを構築した。
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