研究課題
若手研究(B)
文学と絵画の関係を探ることを目的に、スタンダールの現代フランス絵画論である『サロン評』のうち、特に絵画に関する言及の多い「1824年のサロン」を中心に研究を行った。スタンダールが特に高く評価している画家および文学との関連という観点から重要と思われる画家を選択し、スタンダール的評価を詳細に分析することで、スタンダールの芸術論をより精密に把握することができた。さらに、創作活動との関連については、主としてスタンダールにおける「真実」とは何かを追究することで、その一端を明らかにすることができた。
スタンダール研究