研究課題
若手研究(B)
銅酸化物高温超伝導体の中でマグネット応用が期待されている,RE-Ba-Cu-O系超伝導膜の作製温度の低温下,及び磁束ピンニングセンターの高密度化を試みた.KOHフラックス法を用いて原料や酸素濃度を制御することで,REBa2Cu4O8 (RE124)及びREBa2Cu3Oy (RE123)の作り分けに成功し,ともに500℃程度まで作製温度の低温化が可能となった.また,あらかじめRE124膜を低温で作製し,それに熱処理を加えることで極めて高品質なRE123膜が得られることを明らかにした.
超伝導工学