研究課題
若手研究(B)
本研究では、心臓周囲に存在する内臓脂肪である心外膜下脂肪組織が有する病的意義を、臨床画像診断と手術時に採取した検体の組織学的評価との対比を通して検証した。CT検査で検出された冠動脈硬化症と心外膜下脂肪組織における炎症や微小血管新生との関連性を見出し、新たな悪玉内臓脂肪としての心外膜下脂肪組織の特性を示す結果と考えられた。さらに詳細な病的機序に迫るため、臨床的分子イメージングや心外膜下脂肪組織における液性因子(炎症性サイトカイン)を含めた解析を進めている。
循環器