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2015 年度 実績報告書

多面的脳血流イメージングによる脳脊髄病巣周囲の血流動態モニタリング

研究課題

研究課題/領域番号 26870408
研究機関山口大学

研究代表者

五島 久陽  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (70531185)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードレーザースペックル / 脳血流 / 術中モニタリング / ICG / 脳血管バイパス / 脳腫瘍 / 脳動静脈奇形
研究実績の概要

初年度にセットアップした機器を用いて、術中の血流モニタリングを進めた。特に脳血管バイパス、脳腫瘍、脳動静脈奇形に対して実施した。繰り返し計測を実施することによって、レーザースペックルによる脳表の血流動態の評価は脳腫瘍や脳動静脈奇形において特徴的な変化を捉えやすいことがわかった。脳血管バイパス術においてもバイパス血管の一時閉塞による潅流状態の変化を捉える事ができる症例もあったが、大きな変化を捉えることは難しかった。またICGとの同時計測についてはをレーザースペックルとの同時計測をするために必要な手術用顕微鏡自体が有しているICG用の機能の調整を終えることができなかった。従って、ICGとレーザースペックルの計測を個別に実施する方針をとったが、ICGを実施直後にレーザースペックル計測を実施してもスペックルパターンに影響をおよぼすことなく脳表血流を捉えることが出来た。課題であった、脊髄の血流計速に関しては、脊髄を覆う硬膜によってスペックルパターンを十分に描出できない事がわかった。硬膜を開けて直接脊髄を露出するような症例に対しても血流計測の実施を検討したが、期間内に適切な症例がなく実施は見送られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] AAvoidance of ischemic complications after resection of a brain lesion based on intraoperative real-time recognition of the vasculature using laser speckle flow imaging2016

    • 著者名/発表者名
      Makoto Ideguchi, Koji Kajiwara, Koichi Yoshikawa, Hisaharu Goto, Kazutaka Sugimoto, Takao Inoue, Sadahiro Nomura, Michiyasu Suzuki
    • 雑誌名

      Journal of Neurosurgery

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.3171/2016.1.JNS152067

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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