研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,自己愛人格,職場ストレッサー,コーピング方略が,新入社員の早期離職や後のストレス反応をどの程度予測するかについて検討することであった。ロジスティック回帰分析の結果,早期離職に対しては,自己愛の誇大性の2変数および「質的負荷によるストレッサー」が有意な正の影響を示した。また階層的重回帰分析の結果,ストレス反応に対しては,自己愛の過敏性の2変数,共感性の欠如と「質的負荷によるストレッサー」との各組合せに有意な交互作用が見られた。
青年期から成人期の人格発達