研究課題
本研究の目的は、熟練した医師の経験と勘を頼りにした、いわゆる「名人芸」といわれる客観的には伝えがたい技術を、新しい手術手技評価方法と新しい情報処理システムにより、医師の得意、不得意、医師の技量、何が身に付いており、何が身に付いていないのかを明確にし、具体的かつ定量的にフィードバックする事が可能な、より進化した革新的内視鏡外科手術トレーニング支援システムを開発することである。平成27年度は臨床に即した腸管縫合トレーニングシステムを作成した。本システムは、手術トレーニングにおいて、医師の技量を明確にし、具体的かつ客観的にフィードバックすることが可能である。さらに熟練医の技量を定量化しデータベース化したことによって、治療経験の浅い医師であっても、客観的に自身の技術レベルを把握することが可能となった。このことにより一歩進んだ手技を修得する機会を得やすくなり、非常に短期間のうちに熟練者と同様に、精確・安全な内視鏡外科手術を行うことが出来るようになることが期待される。本システムは、自己学習型内視鏡外科手術トレーニング支援システムであり、より正確に医師の技術レベルを評価、提示するために、日本内視鏡外科学会と協力体制を組み、今後1年(平成28年中)をかけて、全国の内視鏡外科医のトレーニングデータ(500名程度)を取得し、臨床的意義を検証する。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
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