COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の評価には主に呼吸機能検査やCT検査が使われてきたが、重症度や予後についてはあまり相関しないと言われており、新しいモダリティが必要と考えられている。Dual-energy CTは肺内のヨード造影剤の分布を可視化、定量化することが可能であり、血流との相関があると言われている。後ろ向きに62名(COPD 14人、非COPD 48人)について、Dual-energy CTを使用し、定量的に評価すると、COPD患者20.1±5.5、非CUPD患者30.6±7.6(p<0.0001)と有意にCOPD患者で低値を示し、COPD患者で肺内の血流低下が起こっていると考えられた。
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