環境ストレス応答性遺伝子であるシロイヌナズナ由来DREB1A遺伝子を導入した遺伝子組換えルジグラス後代の乾燥または非乾燥ストレス条件下における形態的特性を明らかにした。乾燥ストレス条件下では、組換え体のみにおいてDREB1A遺伝子の発現が確認され,非組換え体よりも電気伝導度,葉身の相対水分含有率および葉緑素含量値がに高い値を示したことから耐乾燥性が向上したと考えられる。さらに,4倍体組換え体とBrachiaria属4倍体アポミクシス草種B.decumbensおよびB.brizanthaとの種間交雑を行い,DREB1A遺伝子およびアポミクシス関連遺伝子の両方が遺伝した雑種個体を得ることができた。
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