研究課題
若手研究(B)
フルクトースの過剰摂取は肥満や動脈硬化のリスクファクターだが、腸管の恒常性維持機構への影響は不明な点が多い。本研究はフルクトースの腸管バリア機能への影響を検討した。実験腸炎モデルマウスに、高フルクトース食もしくは通常食を摂取させ、比較検討したが、フクルトースを摂取した腸炎マウスは普通食摂取群と比較し、細胞間接着分子の発現量が低下しており、腸炎が増悪していた。高濃度のフルクトースは、上皮細胞障害作用や細胞間接着関連分子影響し、腸管バリア機能を破綻する可能性が示唆された。
消化管