本研究は前立腺がん患者の術後合併症の増悪予防とQOL改善に向けた遠隔看護システムの効果を無作為化比較対照試験で検証した。対象者は介入群30名、対照群33名の63名であった。3か月間介入を行った結果、介入群の排尿(p=.001)、排尿機能(p=.001)、排尿負担感(p=.015)、尿失禁(p=.024)得点が有意に高かった。介入群はストレステスト後の膀胱内尿量割合が有意に高かった(p=.001)。FACT-Gは、介入群の総合得点(p=.029)、身体well-being(p=.036)、情緒well-being(p=.021)、機能well-being(p=.001)の得点が有意に高かった。
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