社会的認知理論を応用した親子防煙教育プログラムの開発を行った。近年は、未成年の喫煙率は低下しているが、喫煙開始年齢の低年齢化が問題となってきている。そのため、喫煙開始年齢に影響する要因を解明し、そのエビデンスを組み入れ、親子防煙教育プログラムを作成した。小学生に対し介入研究を実施した結果、喫煙に関する認識の変化が見られた。特に保護者が喫煙者である場合、このプログラムは有効であることが明らかになった。 また、受動喫煙に関しては、青年期の受動喫煙に対する回避行動は不十分であり、受動喫煙に関する教育を行う事が今後の課題であることが明らかになった。
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