当初計画では、本研究が着目するドイツ・ニーダーザクセン州のモビリティ・マネジメント教育を担う教員の養成のためのカリキュラムを分析するため、本年度中にニーダーザクセン州において教員養成を担うロイファナ大学リューネブルクのリューネブルク大学総合教育研究所を訪ね、ロイファナ大学リューネブルク大学の教員養成課程のシラバスを入手してモビリティ・マネジメント教育に関するカリキュラムを分析する予定であった。また、併せてニーダーザクセン州のモビリティ・マネジメント教育の実施において、カリキュラム「モビリティ」の開発を担うなど主導的役割を果たしている、リューネブルク大学総合教育研究所とニーダーザクセン州教育省において教員研修・教材提供体制の実態等についてヒアリングを行うと共に、関連文献の紹介や関連資料の提供を受ける予定であった。 しかし、申請者の校務との兼ね合いにより、本年度中にリューネブルク大学総合教育研究所とニーダーザクセン州教育省を訪問することが困難になった。そこで、当初計画では前年度に引き続き我が国の教員養成課程に対応したカリキュラムを開発、及び、開発したカリキュラムの本学の教員養成課程における申請者の担当科目(人文地理学、社会科地歴科教育法)における試行を実施し、カリキュラムの開発を終えた。更に、開発したカリキュラムの有効性を検証するため、本学学生を対象に行った質問紙調査の分析を終えた。 今回開発したカリキュラムは教職課程の再課程認定申請を行った。
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