本研究は、総死亡と対象疾患(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎、腎不全、自殺)による死亡リスクを市区町村別に地図上に示した、いわゆる疾病地図を作成し、さらに、総死亡のリスクと対象疾患による死亡リスクの地域格差と関連する要因を検討することを目的としている。 本研究によって、経年変化を考慮した死亡リスクの地域格差の状況を視覚的に示すことができた。また、死亡リスクの地域格差と各市区町村の医師数との関連についても検討することができた。本研究の成果は、日本における健康の地域格差を検討し、日本の公衆衛生を発展させる基礎資料として利用することができる。
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