本研究は、スマートメータからの電気情報を住宅ライフログとして活用し、単身高齢者の生活の安全や健康を支援する技術を提案した。 高齢者を対象とした生活調査アンケート結果より、安否確認を受けている人、見守りサービスに興味のある人は少ないが、身体的な不安を抱えている人が多かった為、今後見守りサービスが必要となる可能性は大いにありうることが判明した。消費電力量調査では、単身高齢者の在/不在、就寝時間帯を予測するアルゴリズムを構築した。結果、在/不在はおよそ76%の精度で判定でき、就寝時間帯は平均誤差56分の精度で判定することができた。今後はサンプル数を増やし、長期計測のもと生活変調を捉える予定である。
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