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2015 年度 実施状況報告書

Glycineによる睡眠時ブラキシズムの発現抑制と睡眠改善効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26870547
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

日野 峻輔  埼玉医科大学, 医学部, 助教 (50614062)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード歯学 / 生理学 / 口腔外科学 / 三叉神経
研究実績の概要

我々はこれまでの研究で、ラットの顎運動機能が睡眠時にグリシン神経機構を介した抑制を受けている可能性を報告した。睡眠時の刺激応答性変化に関わるグリシン中枢作用部位の検討を進めた。安静睡眠ならびに運動活性は,術後性の疼痛や機能障害よって影響される.このことは,慢性処置を施した実験動物の睡眠覚醒サイクルにおける末梢刺激応答性活性の変調が,術後性回復の影響を強く受けていることを示唆している.術後性の負荷による睡眠障害の回復は末梢刺激応答性の変調を伴い,回復期間の延長により,睡眠の質の向上に伴い顎感覚運動機能の異常活性が正常化することが示唆された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

予定していた脳内投与の実験が、実験遂行上のプロトコールの変更に伴い結果をまとめるまでに遅れを生じているため。なお、術後回復による末梢刺激応答性活性の変調に関しては、結果に関して学会発表を行うことができた。

今後の研究の推進方策

グリシン、ベンゾジアゼピン系薬剤の腹腔内・脳内投与による実験を引き続き行い、データの解析を進めていきたい。

次年度使用額が生じた理由

購入予定であった物品を実験進度に応じて年度を繰り越して購入予定としたためであり、次年度において、未使用額も加味して使用計画に準じて使用する計画である。

次年度使用額の使用計画

実験に必要な消耗品、実験解析機材等の購入費用、論文投稿および別刷り費用等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Time-related changes of jaw-opening reflex excitability in quiet sleep in rats during post-surgical recovery2015

    • 著者名/発表者名
      R. ODAI*; K. ADACHI; S. HINO; T. SIMOYAMA; H. SAKAGAMI; S. WATANABE; G. J. LAVIGNE; B. J. SESSLE.
    • 学会等名
      Society for Neuroscience 2016
    • 発表場所
      Chicago,USA
    • 年月日
      2015-10-17 – 2015-10-21
    • 国際学会
  • [学会発表] 睡眠時の顎運動活性に関わる神経機構の検討2015

    • 著者名/発表者名
      日野峻輔、尾臺令奈、堀江憲夫、下山哲夫、坂上 宏、安達一典
    • 学会等名
      第132回日本薬理学会関東部会
    • 発表場所
      明海大学、千葉
    • 年月日
      2015-07-04

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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