研究課題
若手研究(B)
本研究では、戦間期において、イギリスが開催した大英帝国博覧会において、イギリスは帝国の「母国」としての優越性を示すためにイギリス女性の表象を使用したことを明らかにした。1918年に一部の女性に選挙権が与えられ、市民としての権利を獲得した女性たちは、トランスナショナルな女性運動を戦間期に展開したが、大英帝国博覧会においては、そうした「モダンな」女性たちの活躍も「文明国」としての威信を示すものとして捉えられた。
ジェンダー史