研究課題
若手研究(B)
本研究では,運動や食事制限による新たな脂肪肝予防メカニズムを解明することを目的に,脂肪組織の形態や機能に着目して検討をおこなった.食事制限のみでは,脂肪肝が悪化し,食事制限と運動を併用したことにより脂肪肝が改善した.この結果の背景には,脂肪組織のサイズや機能の違いがあることが明らかとなった.食事制限に頼った体重コントロールにより,脂肪蓄積に関連する脂肪組織と肝臓との連関が破綻し,脂肪肝の要因の一つとなる可能性が示唆された.運動を取り入れることで,これらを解決し,脂肪肝を予防できると考えられた.
運動・栄養生理学