研究課題
若手研究(B)
脳梗塞は我が国における、寝たきりの原因の第1位、死因の第4位を占めている。脳梗塞に対して有効な治療法は、脳梗塞発症の早期に開始する必要があり、長期にわたって有効な治療法は現在までに発見されていない。脳梗塞は、脳への血流が途絶することにより、脳組織が壊死する病態であり、脳には強い炎症が引き起こされる。脳梗塞の後に起こる炎症は、麻痺などの神経症状を悪化させて社会復帰の妨げとなる。本研究は脳梗塞後の炎症を制御する治療法を開発するため、特に炎症を収束に向かわせるメカニズムを解明した。
免疫学