研究課題
若手研究(B)
実像と鏡像の関係にある分子(鏡像異性体)は生体内で異なる活性を示すため,高感度に識別することが重要である.本研究では,広い濃度範囲で鏡像異性体を識別する電極の作製を目指し,高指数面を多量に有する白金電極と電気化学検出の利用を検討した.作製条件を精査し作製した多孔質白金電極により鏡像異性体の種類や濃度を一方の鏡像異性体の溶液だけでなく鏡像異性体混合溶液からも検出できることを見出した.また,電気化学的手法を用いてキラル選択性の発現機構を解析した.
電気化学