様々な不確実性を含む初期設計段階で,3D-CADを操作しながら製品のライフサイクルオプションをあらかじめ計画し,製品の環境負荷影響を評価しながら設計検討することで,資源の循環性や再利用性を高めることが期待できる.本研究では,3D-CADモデルの寸法情報を設計変数とし,不確実な設計情報を範囲を有する集合で表現することで,性能と環境負荷削減を両立する多目的満足解集合を導出するライフサイクル設計支援システムを提案した.さらに,設計者の負担となる試行錯誤的な設計変更を支援するために,設計者に代行して評価を行うシステムを提案した.その結果,性能要求と環境要求を同時に満足する多目的満足解集合が導出された.
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