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2016 年度 実績報告書

論文の執筆過程を考慮したサーベイ支援システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 26870632
研究機関帝京大学

研究代表者

大川内 隆朗  帝京大学, 総合教育センター, 講師 (70548370)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード文献調査 / 学習支援システム / アカデミック・ライティング / 情報検索 / ヒューマン・インターフェース
研究実績の概要

研究の過程の中で本研究の目的や課題についての再定義を行ってきた。これから研究をはじめて行うような学部生などは、専門分野に対する十分に知識を持ち合わせていないため、先行研究となる論文を検索することに対して困難を伴うことは従来より指摘されていた。推薦システムなどの、論文検索を支援する開発研究もあるが、その多くは「システムが関連する論文を提示すること」に重点が置かれている。その一方で「研究者として、文献調査に必要な知識やノウハウを身につけること」に対する支援が見過ごされがちであった。したがって本研究では、システムが情報を提示するのみでなく、関連研究の調査に必要な素養や専門用語を獲得することを支援し、ユーザ自身の成長も促すようなシステムの開発と評価とした。
平成28年度は、前年度までに開発したシステムの概要について学会発表等で成果の公表を行った。また実際に学部生を中心とした被験者を募り同システムの評価実験を行い、その有効性の検証を行った。その結果、従来の論文向けキーワード型検索エンジンを利用した場合と比較し、本システムを利用した場合はユーザがより多くの関連論文に辿り着くことが可能になったのみでなく、より多くの専門用語を獲得することができることを確認した。
本研究の成果をまとめ、平成29年度に学会に論文を投稿する予定である。また本研究の過程で発見した新たな問題点をテーマとし、今後も研究を継続していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 論文推薦ソフトウェア「研究のネタ帳」の開発と評価2017

    • 著者名/発表者名
      大川内隆朗、平野智紀、舘野泰一
    • 学会等名
      教育システム情報学会
    • 発表場所
      北九州市立大学
    • 年月日
      2017-03-18

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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