本研究「消費者行動との関連でみた環境見える化指標の検討-CFP制度の展開」は、環境問題における消費者の意識と行動の不一致に関する既往モデルを参考に、消費者アンケート調査(インターネットアンケート調査)を設計・実施・集計し、消費者の属性別に、①消費者が実際に入手したい環境情報はなにか、②認知(知識)から実際の環境配慮行動に至る過程での重要な規定因となる「動機」に必要なものはなにかを明らかにし、消費者行動との関連で「環境見える化指標」の検討を行うものである。 最終年度の本年度は、 1.研究1年度目~研究3年度目に行ってきた、主に、社会心理学における研究成果をもとに構築されてきた環境配慮行動の規定因に関する既往理論モデルに関するレビューをまとめ、大学所属研究所の「研究所年報」に投稿 2. 環境意識と行動、およびカーボンフットプリント(CFP)に関する追加アンケート調査(インターネットアンケート調査)を設計・実施 以上の2点を主に実施した。「環境見える化指標」の一つとしてカーボンフットプリント事例に着目し、消費者の環境ラベルに対する意識を調査し、アンケート結果を分析することで、望ましい「環境見える化指標」の検討を行っている。
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