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2016 年度 実施状況報告書

荷重動作における生体内三次元動態解析手法を用いた足部・足関節の運動解析

研究課題

研究課題/領域番号 26870640
研究機関早稲田大学

研究代表者

深野 真子  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (00634362)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード距腿関節 / 距骨下関節 / キネマティクス
研究実績の概要

平成28年度は、足関節不安定症を有する者を対象とし、動作中の距腿関節・距骨下関節のキネマティクスを定量的に明らかにすることおよび、それらのキネマティクスが健常な足と比較してどのように異なるかを検討することであった。
【方法】足関節不安定症を有する者および健康な者を対象とし、歩行中の足関節を対象としてエックス線透視連続撮影を行い、併せてCD-CTデータを取得する予定であった。足関節不安定性には、靭帯や関節包の損傷により過度の関節可動性を生じるとされている機械的不安定性(mechanical ankle instability: MAI)と、神経・筋の因子が影響し、足関節外販筋力低下・バランス能力低下・固有感覚の低下などから生じるとされる機能的不安定性(functional ankle instability; FAI)があるため、足関節不安定症を有する者については、Ankle Arthrometerを用いてMAI群とFAI群に振り分けを行う。得られたデータより3D-2D model-image registration techniqueを使用して脛骨・距骨・踵骨の相対的な位置関係を経時的に明らかにすることで、距腿関節・距骨下関節のキネマティクスを算出し、足関節不安定症を有する者(MAI、FAIそれぞれ)と健康な者で比較検討する予定であった。

平成28年度は産前産後の休暇および育児休業の取得に伴い補助事業を中断した。
中断期間:平成28年4月1日~平成29年3月31日

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

尚、平成29年度に実施する課題の予備実験および一部の本実験も前倒しで終了しているものがあることより、研究計画に沿って概ね順調に進行できているものと考えている。

今後の研究の推進方策

平成28年度に実施予定であった課題は、平成29年度に実施する。
データの精度を高めるため、被験者数を増やすことを考えている。

次年度使用額が生じた理由

平成28年度は産前産後の休暇および育児休業の取得に伴い補助事業を中断し、支出が生じなかったため次年度使用額が生じた。

次年度使用額の使用計画

平成28年度実施予定であった課題を平成29年に実施し、研究費を使用する。学会発表等成果発表を積極的に行っていく予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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